オフィスに人工芝を設置する効果は?導入時の注意点も解説

オフィスの移転やレイアウト変更を検討する際、「無機質な空間を脱却して、社員がリラックスできる環境を作りたい」とお悩みではありませんか。
働き方の多様化が進む今、オフィスの快適性は重要ですが、デザイン性と機能性を両立させる設備選びはなかなか難しいものです。
本記事では、近年企業での導入が増えている「人工芝」に焦点を当て、その基礎知識から導入時のメリット・デメリットまでを解説します。
快適なオフィス環境を整えて、採用力や生産性を向上させたいとお考えの方は、ぜひご参考になさってくださいね。
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人工芝とは

オフィスの緑化を検討するうえで、まずは人工芝の基本情報からおさえておく必要があります。
はじめに、注目される背景や種類、主な設置場所について解説していきます。
注目される背景と理由
近年は働き方の多様化が進み、リモートワークの定着によって、オフィスは交流や発想を生む場へと変化しています。
そのため、業務内容に合わせて働く場所や、席を自由に選ぶABWを支えるエリアとして、人工芝の導入が進んでいるのです。
また、働く方の心身の健康を大切にする企業文化も、広がりを見せています。
自然を感じるデザインを取り入れることで視界に入る緑の割合が高まり、オフィスにいてもリラックス効果が期待できるでしょう。
さらに、天然芝のような水やりや日当たり管理が不要で、日常の手入れが負担にならない点も魅力と言えます。
種類と素材ごとの特徴
形状は主に「ロールタイプ」と「ジョイントタイプ」の2種類があり、導入範囲や将来のレイアウト変更に合わせて選ぶのがポイントです。
ロールタイプは継ぎ目が目立ちにくいため、受付周りなどの広い面をすっきりと上質に見せることができます。
一方で、ジョイントタイプは30cm~50cm角のタイル状で、置くだけで手軽に設置が可能です。
また、配線を床下に収めるOAフロアの上に導入する場合、直接敷くと隙間からゴミが落ちて配線トラブルの原因になるため、間に下地シートを挟むか、クッション材と一体化したオフィス向けのタイルタイプを選ぶのが実務上のポイントです。
これにより、必要な箇所だけ取り外しての点検や配線工事もスムーズにおこなえるメリットがあります。
芝葉の長さは20mm~40mmが主流で、掃除のしやすさなら短いタイプ、踏み心地重視なら長いタイプがおすすめです。
素材は、ポリエチレンやポリプロピレンなどが一般的で、これらを組み合わせることで、耐久性やリアルな質感が生まれます。
なお、安全のために、防炎認定のラベルが付いた製品を選ぶようにしましょう。
代表的な設置場所と例
人工芝は、設置する場所によってさまざまな効果を発揮するため、まずは代表的な活用例を見てみましょう。
休憩スペースの床材を人工芝に変えてエリアを分けると、気分の切り替えがしやすくなります。
また、フリースペースに導入すると、リラックス感が生まれ、柔軟なアイデア出しにつながるでしょう。
エントランスへの導入は、来訪者の目に留まりやすく、先進的で明るい第一印象を与えられます。
ただし、人工芝はキャスター付きのオフィスチェアや台車、車椅子での移動に不向きです。
そのため、メインの執務エリアや主要な通路への導入は避け、「靴を脱いで上がるリラックススペース」や「フリーアドレスの一部エリア」など、用途を限定してポイント使いするのが失敗しないための鉄則です。
バルコニーやテラスでは、水はけの良い屋外用を選ぶことで、快適なリフレッシュ空間になります。
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オフィスに人工芝を導入するメリット

前章では、人工芝の基礎について述べましたが、実際に導入するとどのような効果が期待できるのでしょうか。
ここでは、オフィスに人工芝を取り入れるメリットについて解説します。
景観向上と癒やし効果
人工芝を取り入れることで、無機質になりやすいオフィス空間に自然の要素がくわわり、視覚的な印象が大きく向上します。
床面に緑があるだけでも空間が柔らかくなり、席に戻る際の気持ちの切り替えがしやすくなるでしょう。
また、エントランスや受付に設置すれば、来訪者に対して、落ち着きや親しみやすさを感じさせる効果も期待できます。
さらに、壁面緑化と組み合わせることで、視線の高さにも緑が広がり、空間全体に統一感が生まれます。
色味や質感が自然に近い人工芝を選ぶことは、企業のブランドイメージ向上にもつながるでしょう。
社内交流と生産性向上
人工芝を休憩スペースに取り入れ、靴を脱いで過ごすスタイルにすると、仕事と休憩の切り替えがしやすくなります。
短時間でもリラックスしやすくなることで、集中力を回復しやすい環境づくりに役立ちます。
また、フリースペースに設ければ、座り方や位置の自由度が高まり、部署を超えた自然な交流が生まれやすくなるでしょう。
さらに、曲線や円形に芝を配置すると、空間の区分けが視覚的にわかりやすくなり、人が集まりやすい場をつくれます。
自然を感じる要素はストレス軽減にも寄与し、生産性向上やメンタルヘルスの観点でもメリットがあります。
採用力の強化
人工芝のあるオフィスは視覚的な印象が良く、採用ページや会社案内で職場の雰囲気を伝えやすくなります。
そのため、説明会や内覧時に緑が目に入ることで、柔軟で働きやすい企業という印象を持ってもらいやすくなるでしょう。
こうした第一印象の良さは、求職者の志望度を高める要素として効果的です。
また、オンライン面談でも背景に緑があると表情が明るく映り、画面越しでも親しみやすいコミュニケーションが取りやすくなります。
ロゴやサインと組み合わせて運用ルールを整えれば、採用や広報における発信力の安定にもつながります。
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オフィスに人工芝を導入するデメリットと対策

ここまで、オフィスに人工芝を導入するメリットを解説しましたが、運用上の注意点もおさえておきましょう。
最後に、導入時のデメリットと対策について、解説していきます。
掃除の手間と清掃方法
人工芝は構造上、ゴミやホコリが入り込みやすく、放置すると見た目や衛生面に影響が出やすい点がデメリットです。
とくに、飲食をともなうスペースでは汚れが溜まりやすいため、利用ルールと清掃頻度をあらかじめ決めておくことが大切です。
対策としては、日常的に掃除機で表面のゴミを吸い取り、定期的にブラシで毛並みを整えることで清潔感を保てます。
毛足の短い人工芝を選べば清掃負担を抑えられ、キャスター移動が多い執務エリアでも扱いやすくなります。
また、ジョイントタイプを採用すれば、汚れた部分のみ取り外して清掃することが可能です。
冬場の静電気と防止策
人工芝はプラスチック系の素材で作られている特性上、冬場の乾燥した時期には摩擦による静電気が発生しやすい点が、デメリットとして挙げられます。
とくに、パソコン作業が多いオフィスでは、不快感だけでなく業務効率への影響も考慮が必要です。
対策としては、オフィス向けに開発された「帯電防止(静電気抑制)加工」が施された人工芝を必ず選ぶようにしましょう。
あわせて、加湿器を設置し、適度な湿度を保つことで、静電気対策と快適な室内環境の両立が可能です。
配線周りをOAフロアで整理し、静電気除去グッズを併用することで、より安心して使用できる環境を整えられます。
コストと耐久性の評価
人工芝は初期費用が発生する点がデメリットですが、素材や施工方法によってコスト感は大きく異なります。
ロールタイプは施工に手間がかかる反面、継ぎ目が目立たず空間に一体感を出しやすい点が特徴です。
一方で、ジョイントやタイルタイプは部分交換がしやすく、耐久性を考慮した長期的なコスト管理に向いています。
賃貸オフィスでは、退去時の原状回復を見据え、取り外しが簡単な施工方法を選ぶことが重要です。
通路や執務エリアには耐久性重視、休憩スペースには肌触り重視など、用途ごとに素材を使い分けると費用対効果が高まります。
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まとめ
オフィス緑化の背景には働き方の変化があり、設置場所に合わせてロールやジョイントなど、2種類の形状から最適な人工芝を選ぶことが大切です。
緑を取り入れることで景観が向上してリラックス効果が生まれ、社内コミュニケーションの活性化や、企業の採用力強化といった多くのメリットがあります。
導入時は清掃計画や冬場の静電気対策を考慮し、用途に応じた耐久性やコストバランスを見極めることで、快適な空間を長く維持できるでしょう。
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